品質への取り組み

設計・生産への取り組み

クオリティの高い製品を確実にお届けするため、さまざまな試験・検査を行っています。

試験・検査体制

試験・検査体制

包装貨物試験

製品の設計・試作段階から量産品に至るまで各種試験を行い品質を確認しています。

試験・検査項目

箱圧縮試験

一定の圧縮速度によって、内容品の損傷または箱の座屈に至るまで継続して圧縮荷重を加え、損傷の状態を記録します。試験には、主に圧縮荷重による内容品の損傷を調べるA法、容器自体の圧縮強度を知るために空容器の圧縮試験を行うB法があります。

振動試験

包装貨物が輸送過程で受ける振動に対する内容品または包装の耐震性を評価します。試験方法として、ランダム振動試験と正弦波対数掃引振動試験とが規定されています。

落下試験

落下試験機を用いて、自由落下により包装貨物が流通過程で受ける衝撃を再現し、内容品の損傷の有無で、包装の保護性能を評価します。

環境試験

流通過程におけるさまざまな温度と湿度を、室内で再現します。用途は、試験前処理に使う場合と、室内で積重ね試験(静的な荷重を掛ける圧縮試験方法)を実施する場合とがあります。

材料試験

段ボール箱の物性を知るためには段ボールシートの物性を調べ、段ボールシートの物性を知るためには原紙の物性を調べる必要があります。そのため各種試験機でさまざまな試験を行っています。

試験・検査項目

垂直圧縮強さ試験

試験片を支持具によって安定させ、一定の圧縮速度で荷重を加えていきます。試験片が座屈したときの最大荷重から、垂直圧縮強さを判断します。

平面圧縮強さ試験

下部圧縮盤の中央に試験片を置き、一定速度で試験片に荷重を加え、段がつぶれる直前の最大荷重を、平面圧縮強さとします。

接着力試験

段ボールの成形された中芯の段頂とライナとの接着部の引き剥がし抵抗値を求める試験方法で、一定の速度で荷重を加え、接着部が剥離したときの最大荷重を、接着強さとします。

破裂強さ試験

加圧装置によってゴム膜を膨らませ、試験片が破れたときの最大圧力から、破裂強さを判断します。

リングクラッシュ強さ試験

試験片が圧壊するまで、一定の速度で荷重を加え、圧壊したときの最大荷重をリングクラッシュ強さとします。

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