各工程において、検査機器などの情報をデータ管理することで生産時の記録を残し、生産ロット毎のトレーサビリティに対応しています。使用原紙についてもトレーサビリティに対応できるよう取り組んでいます。
「段不良検知器」「温度監視システム」に加え、貼合時のテンション異常、切断異常などの検査機器を総合的に取りまとめ、検出情報とその処理内容を記録し、製品のトレーサビリティに対応します。また、システムの入力情報は、生産管理、設備管理に利用されています。
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貼合工程の生産状況をたえず、モニター表示します。停止や紙継ぎなどの工程状況や各種検査装置の情報を記録します。
- 段不良検知器
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段ボールの命はフルート(波形部分)。段不良検知器は片面段ボールの段成形を監視し不良部分を検出します。不良箇所は追跡され、工程から自動で除去します。
- 温度監視システム
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紙の貼り合わせに重要なものは水分と温度。温度監視システムは、段ボールシートの温度変化とバラツキを監視し、貼り合わせ不良の早期発見を可能にします。
貼合工程と同様、各検査装置を総合的に取りまとめ、検査情報とその処置内容を記録し、製品のトレーサビリティに対応します。また、このシステムの入力情報は、生産管理、設備管理、備品管理、木型管理に利用されています。
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生産ロット毎に各種検査装置の情報を記録します。
- 印刷面画像処理検査装置
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1枚1枚の印刷状態をカメラで確認し、印刷状態を検査いたします。不良検出時は、自動区分けや除去を行います。
- 印刷ズレ検査装置
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印刷時の段ボールシートの曲がりや給紙タイミングを1枚毎に検査します。生産時の段ボールシートのズレ量をモニターにて監視します。
- 抜き状態ズレ検査装置
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打ち抜き工程でのズレ量を、1枚毎に検査します。生産時の抜き状態のズレ量を、モニターにて監視します。